テーマ:俳句memo

おじさんの俳句memo(2019年)

2019年一年分の発表句。 単なるメモ。 ちょっと盛り上がった一年だった。 良くも悪くも。 2019(H31)年 カレンダーが乱れ流星ばかり見る 友達Sのめだかが増えた町の事件簿 証人になれない虫を聞き分ける 歌を残して八月町が消えていた 足音がちがう秋野を抜けてから かまきりに家訓を語る風の村 思いど…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

おじさんの俳句(八月六日の樹)

平成30年度後期巻頭作家特別作品として10句のっけてもらった。 八月六日の樹       植木屋が来る青梅雨の役場あと 紙飛行機の折り目合わない梅雨荒れて 六月の街で小骨が抜ける音 合歓の花木星だけは指させる 礼文に行こう胸ポケットのサングラス 七夕の空に湿気ったポプコーン 青…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

おじさんの俳句(街を出る)

麦2019年9月号 麦作家賞受賞第一作としての20句です。 街を出る   風渡る村は緑に溺れだす 揺れる藤にむせる教祖のネックレス 青空を妻が欲しがる岩つつじ 手首を這う働き蟻の骨密度 呼吸ひとつぶんあなたが遠くなる五月 吊り革がゆれる草餅買いそびれ 天草へ凪越えてきていちご…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句(太陽系ブルース)

We第8号 10句のっけてもらいました。 太陽系ブルース 木星が見えた夜風の花石榴 梅雨明けて金星へゆく靴を買う 胡瓜曲がって村に棲みつく海王星 土星を呑んだ金魚が沈む朝の雨 ためらい傷を水星かすめ半夏生 素麺をすする頭上に天王星 だまし絵がのどにつかえる街西日 まいま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句(麦・収穫祭第1位)夕焼けを追って

昨年からのばたばたの自分。 ばたばたのなかのひとつ俳句の関係。 今年3月、追われるように出しておいた新作30句。 退院してすぐに事務局から電話があった。 なんと「宙虫さんが1位になった」と。 びっくりするというより、提出していたことを忘れていた。 麦の作家賞の受賞ですっかりとんでいたのだ。 話によると同じ年に「作家…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさん麦「作家賞」をもらっちゃった

平成30年度の麦の「作家賞」はなんとこの私! あり得ないと思ったけれど、どうやら本当だった。 秋の全国大会で表彰されることに。 候補者に選定された通知を受けて、昨年1年麦誌上に掲載された句の中から25句。 とにかくこういうことになってしまったというのが今の感想。 もう少ししたら違った感想も・・・・? …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

おじさんの俳句(足の爪)

現代俳句 2019年5月号に掲載(既発表10句) 足の爪      中山 宙虫 春霞歯科医がのぞきこんでくる 青空の底に桜の仮設住宅 たけのこをゆでて鏡の夜の街 蜘蛛が巣をかけだす雨後のカスケーズ 街の灯に浮かぶ水母は銃と寝る つくつくぼうし最期の鍵をかける窓 おりおりに見てきた桃…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句「We」(がらがら)

短歌俳句誌「We」第7号 2019.3 「がらがら」    中山宙虫 山葡萄を含めば鳥の尾が見える 影ばかり踏んで野茱萸のさみしい道 欲張りなキッスを見下ろして柘榴 秋うらら干潟は父のいびきかも 行ったかもしれないバスを待つ立冬 鴨鳴いてオフィスの僕は嫌われる 森にもの落ちてはじまる冬の詩 山頂からメール来たき…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2018年)

2018年の俳句、単なるメモ。 いろいろあった。 いろいろあった。 2018(H30)年 引き潮の時刻秋暑の針の穴 おりおりに見てきた桃が熟れている やさしさを土に求めている九月 夜の鼻唄水に浮かべる黒葡萄 静かな雨がこわしてゆく町ちちろ鳴く たしかな秋は夜の雲からワイダの死 一〇パーセントが雨の確立椿の実 青空のこと誰も触れず…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句(夜の昆虫記)

現代俳句協会の年度賞に出していた30句。 去年一年分の発表句からのものだが、ちょっとだけ評価されたような感じ。 今年の年度賞は「該当者なし」だった。 夜の昆虫記   中山宙虫 宇宙人を呼ぼう冬野に穴を掘る    大根の列に風くるドビュッシー    星ひとつ増えて冬眠ひとつ減り 村の寝…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句「we」

短歌俳句誌「We」第6号が送られてきた。 俳句10句のっけてもらっている。 平和なだけ  中山宙虫 山藤は平和なだけじゃ見つからぬ 花水木こだまはこだまとして街へ 陽炎や戦士は老いたはずの村 僕らの星をこわす映画や紫木蓮 木々ゆらす風がやさしい春読経 虫喰いの平和に鳥の巣が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの十句

「We」第5号(2018.3) コーヒーカレンダー 足の爪死んで一月カプチーノ 山の地図たたみ二月のアイリッシュコーヒー カフェラテに雑踏ばらけゆく三月 カフェテラスの女くっきり四月くる 五月の目がかゆいコーヒーアメリカン 六月の花屋が消えてウィンナコーヒー 九月の雨がマッ…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

おじさんの俳句「美輪明宏」

黒〜美輪明宏讃歌〜 中山宙虫 河骨のラジオ乱れる人生相談 少年の耳は蜥蜴を追っていた 打水や原爆雲がよく育つ 真葛原オセロの白がみな返る 「愛の讃歌」誰もが栗を剥いて食う よいとまけ冬夕焼けは白黒に レコードに針を落として冬銀河 地を這うシャンソン地を吐く黒薔薇 街に愛をふりまく蝶になりきれぬ げんげ田に美輪明宏が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句「鉄道物語・冬」

霏霏第93号冬 鉄道物語・冬 中山宙虫 大根を干しSLに手を振ろう 終着駅の霜夜に降りる誕生日 新宿西口時雨れ逸れて忘れられ 越冬つばめ新幹線はトンネルへ 憲法九条線路を雪が埋めてゆく 通勤定期の期限が切れる冬林檎 冬銀河鉄橋はもう架からない 冬の鵙父のベッドで聞く汽笛 風花やひとり鉄道高架下 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2017)

一年が終わる。 この一年の俳句のメモ。 いろいろあったけれど、なんとか2017年も終わる。 俳句とはずいぶん長い付き合いになったなと思っている。 40代で出会って、いつの間にか・・・・・。 それにしてもなかなか発展のない世界観で、少々停滞気味。 かといって、努力はしないからそんなもんでしょ。 2017(平成…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんにはがきハイクが届いた

10月11日。 帰宅したら、はがきハイクが届いていた。 早や17号。 今回のゲストは柳本々々さん。 まちがった月光には毛が生えている 々々 ★フェイクニュースには気をつけよう。やたらに拡散してはダメ。フェイクニュースは、肌触りも違うと言うことだ。 月…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句(アスリート)

2017年9月 We 第4号 いつもお世話になっております。 10句を掲載してもらいました。 アスリート 中山宙虫 麦熟れる踏み切り板の先は砂 夏銀河シャトルをたたく音がする 静寂に面を打ち込む雪の下 精霊蜻蛉サードベースは空いている 決着…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

おじさんは俳句を続けてます「麦収穫祭」

麦八月号 平成29年度収穫祭第1位 悪運 中山宙虫 開運の梅らしいけど白ばかり 春月の音してひとり歩く村 金さんの兄さんが邪魔鳥雲に 霊媒が敬語で座る木瓜の花 漁網干し男が白くなる春昼 たんぽぽの絮が落ちゆくまぶしい村 ニセアカシアのぞわぞわ路地の銃砲店 ゆきやなぎ宇宙人にも足がある 毛虫の背をチャペルの鐘が…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

おじさん10句(冬のクラシック全集)プラス1

もう、春だけど。 寒かった冬を思い出しながら。 過ぎてしまえは、どんな冬だったかなと首を傾げたり。 なかなか思い出せないものだなと思う。 どんどん春が広がっているのがわかる。 あちこちで花が咲きだして、あっという間。 短歌と俳句の文学誌「We」第3号 掲載10句 「冬のクラシック全集」 中山宙虫 ドヴォルザークの高…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんが霏霏賞大賞に

熊本の俳誌「霏霏」の第89号。 去年の夏に応募していた霏霏賞。 10句だが。 大賞をもらうことになった。 こんなのでいいのかはわからないが、とにかく一等賞になったわけだ。 推していただいた方々に感謝。 10年前の自分の俳句から考えると、こじんまりとなってしまったのかもしれない。 そんな思いが最近は強くなってきたが、自分の個性を見失い…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2016)

2016年の俳句メモ。 整理用・保存用に置いています。 雑多な並びですが、よかったらのぞいていってください。 2016年(平成28年) 飛ぶ夢を見てはならない葦に雨 猫の瞳に送られる葬萩こぼれ 放浪はぽろりとぶどう落ちたから 踏み込めば村の音する秋あざみ いわし雲に故郷を問えばくる薄暮 ファインダー越しに嘆きが風となる花野 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句メモ(2015)

2015年一年の俳句。 毎年とりまとめているが、こうやってみると低調な気分。 さて、来年はどんな俳句に出会えて、どんな俳句を作っているのかな。 とにかく一年は速い! 2015年(平成27年) 靴擦れのかかと秋野に置いている 街のこだまが池を見知らぬ秋にする 風の秋野にころがる僕の宇宙船 萩揺らす風と乗継バスを待つ 精霊とんぼ群れ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2014年)

2014年の俳句とりまとめたメモです。 まだひろいきれていないものもあるようですが。 いままとまったものだけ。 これは単なるメモです。 パソコンがやられた時に、このブログのおかげで過去の俳句を拾い出すことができた。 こんなメモでも役にたつ。 2014年(平成26年) 月今宵猫には猫の徘徊路 秋刀魚焼く連な…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2013年)

毎年のことながら。 今年は特に俳句では何事もなく穏やかな一年。 まあ、毎年同じような俳句ばかりだから、それ以上のものはなくて当たり前。 それでも続けていくんだろう。 そう、思っている。 2013年 町からの霧に囲まれ霧でいる かいつまみ聞くこの秋の歩き方 明日のない旅にたしかな梨の食感 祭の色の風吹く町の理髪店…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2012年)

毎年一年分をまとめてみている。 俳句という代物でもないかと思えるが、一応作ってきた。 時々鼻高々に。 ほとんどはおざなりに。 それでも、世間にだしてしまうと捨てきれない。 一応、一年が終わった・・・・・。 2012年総まとめ 物足りない銀河を帰る祭りあと アルバムに収まる家族鯔の湾 東京の九月見上げてばかりいる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんのお祝いのひとこと

現代俳句協会の年度作品賞に応募していた30句。 予選を通過しただけのものだが。 ここに少しだけ光に当ててやろうと思う。 まあ、既発表の句を並べ変えたものだから新作はない。 俳句をやっているんだなあと自分で自分を見る。 首都の夜 いま海と出会ったばかり時雨くる 首都の夜は地虫出てくる音がする すんなりと抜け…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2011年)

一年はすぐにたつ。 今年は何も盛り上がらなかった。 それもそのはず。 俳句って行き詰るときだらけ。 いつか自分が作った句。 どこかにありそうな句。 作りながら足かせがどんどん増えていく。 そうやって、悩みながら。 俳句は完全にマンネリに・・・・。 この一年の俳句は、そんな句の集大成。 おっと・・・・。 愚痴ではない…
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2010年)

12月。 2010年の僕の俳句をひとまとめに。 毎年のことだが、単なるメモ。 雑多な出来で、並べてみるとこんなもの?という感想。 自分の俳句なのに、自分のものでもないような感覚。 これ以上のものは出来そうもないし。 どんどん行き止まりを感じている。 帰ることもできそうもない感覚だ。   曼珠沙華水が家系をつなぐ村 …
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

おじさん「収穫祭」俳句30句

俳句雑誌「麦」が毎年行っている収穫祭。 第1位をいただいた。 表彰は、9月の麦の全国大会。 それまで、まだひと月以上。 熱海での全国大会に参加はなんとかできるように画策中。 とにかく東京までの飛行機のチケットは確保した。 とにかく賞状もらいに出かける。 熱海にはいったことないので、どんなとこなんだろう? そんな余裕がある…
トラックバック:4
コメント:2

続きを読むread more

おじさんの俳句memo(2009)

麦5月号より麦12月号までを中心にまとめた。 既発表のものを並べています。 あくまでもメモですが・・・・。 今年は、九州俳句賞受賞というちょっとびっくりのこともあったが。 ここまで来てみると。 「ああ、結局同じ一年だった。」 という感覚。 何か変わったかと考えてみても。 「どこが変わった?」と誰かに聞いてみなくてはわから…
トラックバック:13
コメント:2

続きを読むread more