おじさん(Age.61)日記By宙虫

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zoom RSS おじさんシネマ(マンチェスター・バイ・ザ・シー〕

<<   作成日時 : 2017/07/10 11:28   >>

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画像


公式サイト
予告編も
http://www.manchesterbythesea.jp/

ストーリー
アメリカ・ボストン郊外でアパートの便利屋として働くリー・チャンドラーのもとに、ある日一本の電話が入る。故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーにいる兄のジョーが倒れたという知らせだった。
リーは車を飛ばして病院に到着するが、兄ジョーは1時間前に息を引き取っていた。
リーは、冷たくなった兄の遺体を抱きしめお別れをすると、医師や友人ジョージと共に今後の相談をした。兄の息子で、リーにとっては甥にあたるパトリックにも父の死を知らせねばならない。

ホッケーの練習試合をしているパトリックを迎えに行くため、リーは町へ向かう。見知った町並みを横目に車を走らせるリーの脳裏に、過去の記憶が浮かんでは消える。仲間や家族と笑い合って過ごした日々、美しい思い出の数々??。

兄の遺言を聞くためパトリックと共に弁護士の元へ向かったリーは、遺言を知って絶句する。「俺が後見人だと?」
兄ジョーは、パトリックの後見人にリーを指名していた。弁護士は、遺言内容をリーが知らなかったことに驚きながらも、この町に移り住んでほしいことを告げる。「この町に何年も住んでいたんだろう?」
弁護士の言葉で、この町で過ごした記憶がリーのなかで鮮烈によみがえり、リーは過去の悲劇と向き合わざるをえなくなる。なぜリーは、心も涙も思い出もすべてこの町に残して出て行ったのか。なぜ誰にも心を開かず孤独に生きるのか。

リーは、父を失ったパトリックと共に、この町で新たな一歩を踏み出すことができるのだろうか?

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ひとつ勉強になった。
タイトルの「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、これ自体が町の名前らしい。
だから海のそばのマンチェスターというようなタイトルではないのだ。
僕らが思い出すマンチェスター。
それはイングランドの工業都市。
ピーターとゴードンの歌う「マンチェスターとリバプール」でお馴染みの町の名だから。
アメリカにもミネソタ州あたりにマンチェスターはある。
それらと区別するためにこの小さな町はこういった町の名になったらしい。
ボストンから1時間半。
釣りなどで観光客がやってくるリゾート地。
この静かな海の町がこの映画の舞台となっている。
さて、映画は、これがアメリカ映画なの?
というくらい地味な作りだし、物語も大きく進展していくとは言い難い。
それだけじっくりと描きだす人間ドラマが切ない。
固定カメラでとらえていく映像や現在のシーンなどは色合いまでヨーロッパ映画、または小津映画かと思わせる。
主人公のリー。
彼のどこか人生を捨てたような生き様も、その原因が生まれ育ったこの町にある。
悲惨な事件は突然起き、彼をこの町から離れざるを得なくしてしまう。
しかし、兄のジョーが亡くなり、その遺言で遺産を全てリーにとの遺言が。
兄の息子のパトリックの後見人にとその遺言にはある。
この町で青春真っ盛りのパトリックと、この町に帰ってこられないリー。
二人の出した結論は。
映像はリーやパトリックが一緒に笑っていた時代やそれぞれの家族がフラッシュバックする形で描かれる。
最初はちょっと入り込めない部分があるが、しだいに物語の核心にくると、過去の映像にはきちんと色があって、現在はモノトーンの色合いだということに気づく。
リーは火災で可愛い娘3人を亡くしていた。
それも、暖炉の火の不始末。
自分が怠ったためだと。
生き残った妻とも離婚。
追われるようにこの町をあとにしていた。
パトリックに関する手配や遺産の後処理のために町をめぐり、いろいろな人と再び交わるリー。
そして、パトリックとの交流。
パトリックも実は母親から捨てられたという思いを抱えていたり。
人々の小さな痛み、乗り越えられそうで越えられない痛みがじわじわと切ないのである。
リーがボストンへ出て、アパートの便利屋として働くことになった時に借りた部屋。
そこに兄のジョーは、ソファを入れてやる。
そして、映画のラストでは、ボストンを訪ねてくるかもしれない甥っ子のためにペッドを用意するリー。
兄とパトリックの思い出の詰まったボートのエンジンをなんとか修理してパトリックのために残そうと決意したリー。
完璧には乗り越えられなかったが、少しずつあの町に自分のいた証や家族との繋がりを取り戻そうと。
ボストンのパトリックの部屋の小さな窓。
ラスト、その窓にうっすらステンドグラスだったみたいな色がついている場面が記憶に残る。
これは、僕の記憶違いかもしれないし、本当にそうだったのかもしれない。
モノトーンの現在に少しだけ色を落としたようで、心閉ざしてきたリーの未来を暗示しているようだった。
ハートフルでじわじわと泣けてくる。
マンチェスター・バイ・ザ・シーという町がなんだか魅力的な町に見えてきた。
とてもいい映画だ。




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