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笠井亞子句集「東京猫柳」 麦の会の颯爽としたお姐さん。 その飄々としたお姿に「東京のひと」と真っ先に思った。 これって地方から東京を見る目線なんだな。 そのうえ、本の装丁なども手がけているとなると。 ますます「東京のお仕事」なのである。 そんな初対面のときのイメージが、ずっと僕のなかにこびりついている。 東京のにおいのする俳句が大好きだ。 けっこう下町感覚でもあり。 いつも上京したら、時間があれば歩く下町の景色。 その空気をしっかりはらんでいる。 この句集には、しなやかに「おとなの女」がいる。 新書版サイズの装丁ももちろん本人。 持ちやすいし。 お気に入りだ。 わたしよりわが名短し桃の花 ファインダーに友の溢るる遅日なり 死者の数掲げ交番秋黴雨 背の高い女のままで春暮れる 寝不足の朝にメダカの増えており 暮れ際に異郷現わるつばくらめ リラ冷えの象の半分しか見えぬ おでん煮た男を少し囃すかな スミレ草女座りはくたびれる みんみんに息継ぎのあり目黒川 枇杷齧る水辺が少し寂しくて 本日のところどころにてんと虫 引っ越しても引っ越しても東京猫柳 猫去って曖昧な闇残したり 発行所・西田書店(¥2,000) 人気blogランキングへ |
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拙句集をとりあげていただき |
おぉ、宙虫さま! 2008/06/13 17:11 |
コメントありがとうございます。 |
宙虫 2008/06/13 23:42 |
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