おじさん(Age.52)日記By宙虫

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<<   作成日時 : 2008/05/24 11:07   >>

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笠井亞子句集「東京猫柳」

麦の会の颯爽としたお姐さん。
その飄々としたお姿に「東京のひと」と真っ先に思った。
これって地方から東京を見る目線なんだな。
そのうえ、本の装丁なども手がけているとなると。
ますます「東京のお仕事」なのである。
そんな初対面のときのイメージが、ずっと僕のなかにこびりついている。
東京のにおいのする俳句が大好きだ。
けっこう下町感覚でもあり。
いつも上京したら、時間があれば歩く下町の景色。
その空気をしっかりはらんでいる。
この句集には、しなやかに「おとなの女」がいる。
新書版サイズの装丁ももちろん本人。
持ちやすいし。
お気に入りだ。

わたしよりわが名短し桃の花

ファインダーに友の溢るる遅日なり

死者の数掲げ交番秋黴雨

背の高い女のままで春暮れる

寝不足の朝にメダカの増えており

暮れ際に異郷現わるつばくらめ

リラ冷えの象の半分しか見えぬ

おでん煮た男を少し囃すかな

スミレ草女座りはくたびれる

みんみんに息継ぎのあり目黒川

枇杷齧る水辺が少し寂しくて

本日のところどころにてんと虫

引っ越しても引っ越しても東京猫柳

猫去って曖昧な闇残したり


発行所・西田書店(¥2,000)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
拙句集をとりあげていただき
ありがとうございます。
たいした「姐さん」でもないのにこの字を使われると……
(天気氏のせいだわ)
このたびは栄えある『宮崎県知事章』の受賞
おめでとうございます! ひょうきんで少し恐い、いい味の句
と思いました。知事、いい趣味じゃないでしょうか。

おぉ、宙虫さま!
2008/06/13 17:11
コメントありがとうございます。
姐さんはもうこびりついてるんで。
本当なら手紙でもと思ったんですが、こんなとこでお礼代わりに。
宮崎県知事が選んだんじゃないんで・・・。大汗・・・。
宙虫
2008/06/13 23:42

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