おじさん(Age.52)日記By宙虫

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help リーダーに追加 RSS おじさんシネマ(題名のない子守唄)

<<   作成日時 : 2007/11/04 22:10   >>

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土曜日の午前中。
朝一の上映のはずの映画。
映画館に行ってみたら、上映時間が一日一回。
しかも午後4時過ぎからの上映・・・・。
「オリヲン座からの招待状」を観終わって、昼食を済ませる。
ううん、時間が余る。
いったん家に帰って、昼寝をして。
「やっぱり今日観に行こう」と再び同じシネコンへゆく。
朝ほどのごった返しはなくなっていた。
一日一回。
この日が初日。
スクリーンは370席くらい。
で、館内にはいると、あれ・・・・?
カップルがぱらぱら。
少ない。
「オリヲン座・・・」もそうだったけど。
「三丁目の夕日」と「恋空」が好調みたい。
ふうん・・・・。
題名のない子守唄
監督はイタリアの今は巨匠といっていいジュゼッペ・トルナーレ。
代表作は当然「ニュー・シネマ・パラダイス」。
折りしも午前中に観た「オリヲン座・・・」があって。
最初は、そのイメージが頭にあったのだが。
もともとミステリー映画だと知ってはいたのだが。
これは、とんでもない映画で。
隠微なシーンが続出。
あれれ・・・。
画像は従来から得意の青を基調にした色合いで。
そして、いつものエンリオ・モリオーネの音楽が静かに鋭く。
サスペンスを盛り上げる。
主人公イレーナという女性。
彼女が何か意味ありげに探すアパート。
決して安くはないが、その窓から見える部屋。
そして、彼女はその窓のあるビルの清掃員。
そして、その窓の家の家政婦へと張り込む。
すべてが策略で。
その傍ら、フラッシュバックで衝撃的なシーンが回顧シーンとして登場する。
彼女の目指すものは?
そして、彼女の過去。
フラッシュバックが少しずつつながってゆく。
それにつれて、彼女のたくらみが見え隠れする。
そして、彼女自身にふりかかる危険。
さまざまな登場人物が絡み合いながら。
こういう映画になるとイタリア映画はけっこう残酷。
意外やトルナーレ監督もやっぱ残酷なシーンを作り出す。
彼女の過去が荒唐無稽な分(実はほんとうにあることかもしれないけれど。)、そこまで気にならないのかもしれない。
しかし、けっこうスピード感たっぷりだ。
息つく暇のないサスペンス。
イタリア語の響きは、こういうサイコ・サスペンスにぴったりだ。
いろいろ謳い文句がある割には、結末は「なんだ、そうなのか」。
で終った感はあるが。
女性の哀しみをけっこう深くえぐっている。
そこまでするか・・・。
そこまでやったら。
そんな半端なハッピー・エンドを用意することもなかろうに。
という思いがするラストだった。
結末は書きづらいのが、こういったサスペンス映画。
そこで、ほとんどストーリーは読まずに観るように心がけている。
これから観ることになる人のため。
どうだったか。
もちろん、思い切り頭をからっぽにして。
謎を追いかけてみよう。
繋がらないままのピースも残ってしまうが。
もう一度見直すとわかるかもしれない。
そんな不満があっても、面白さは充分。
泣くまではいかないが。
けっこう深いものがある。

公式サイトhttp://www.komoriuta-movie.com/#read

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
へえ。ここでていねいな解説をよむと、映画を見た気分にさせられ、安心します。
で、わたしはあれが見たい。クローズゼロ。わはは。
かささぎ
2007/11/07 08:14
ふむふむ。
まあ、ここに書かれている映画のほとんどは全国でも上映が少ないし。
上映が終っているところがほとんどだし。
あたしゃ、クローズゼロの予定はないんじゃ。
宙虫
2007/11/08 20:57
そらんさん。ちゃんといってきました。いやあ楽しかった!ブログに「クローズZEROの体」と題して感想を書きました。(この題、そういや、金子兜太が長崎の前川弘明に贈った献辞『前川の体』を下敷きにしてたみたい)なんにも考えずに笑えた。若い男っていいなあ・・って、つい、おやじみたいなことをおもった。笑
かささぎ
2007/11/16 19:19

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