おじさん(Age.52)日記By宙虫

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help リーダーに追加 RSS おじさんシネマ(オリヲン座からの招待状)

<<   作成日時 : 2007/11/04 11:35   >>

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土曜日。
朝一番の上映に気になる映画があって、シネコンへ。
映画館へはいってみてびっくり。
いつもはがらがらの初回上映のチケットカウンター。
なんと長蛇の列。
え?
まさか・・・・。
よく見てみると、目指した映画は初回にはなくて、午後一回の上映。
ネットでは朝一も案内してあったではないか。
急にぽっかり空いた時間。
この並んでいるのはどうも「三丁目の夕日」と「恋空」の初日のもよう。
その中で、同じ初日の映画・・・。
これを観ようということになった。
オリヲン座からの招待状
別居中の夫婦の元に届いた一通の案内状(田口トモロヲと樋口可南子)。
京都の古い映画館「オリヲン座」からの案内状だった。
このふたりが帰って行く京都の「オリヲン座」。
昭和30年代に回顧してゆく。
そこを切り盛りしてゆく松蔵とトヨ(宇崎竜童と宮沢りえ)。
無一文に近い状態で、映画好きだからと頼み込んで雇ってもらう青年、留吉(加瀬亮)。
昭和の高度成長の時代。
映画館を守ってゆく者たちの物語。
昭和を背負っていた人たちの物語である。
松蔵は肺がんで他界する。
松蔵のもと、修行を積んだ留吉とトヨ。
映画の斜陽の時代。
ふたりにいやなうわさが立ち上がったりして。
オリヲン座の客席はがらがらの日々が続く。
ここまでの映像は、意識してかいないのかわからないが。
やっぱり「ニュー・シネマ・パラダイス」に近いものに仕上がってしまっていて。
何やら日本版だな・・・・。
と思ってしまう。
いつしか留吉とトヨにプラトニックな関係が生まれてゆく。
死んだ松蔵を含めて、それぞれの想いが静かな画面にゆったりと流れている。
その苦しい状況を乗り切っていくふたりの気持ち。
松蔵のかぶっていた松蔵の帽子がある種、象徴された小道具になっているのだが。
ここまでの話の積み重ねに突然、京都に帰ってくる祐次と良枝(田口と樋口)。
このふたりのエピソードがある意味、唐突なものになってしまった。
映画を終らせるために急いでしまった感があるのはどうしてだろう?
原作(浅田次郎)には、このふたりのエピソードが中心のようだが。
映画では、逆転してしまって。
友吉とトヨを丹念に描いてしまった結果かもしれない。
ラストに向かって、ややひねりの少ない結末なのだ。
各役者たちは、力演していて、大人のメルヘンにきちんと仕上がっている。
本当はもう少しどろどろしたものがあっていいのではと思うのである。

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