おじさん(Age.52)日記By宙虫

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<<   作成日時 : 2007/09/25 00:40   >>

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荻上直子監督。
この監督の前作「かもめ食堂」の不思議な魅力を堪能したくて。
上映が始まったばかりの映画館へ駆け込んだ。
朝一番の上映だったので、映画館の会館前並んだのはひさしぶり。
多くはどうも「HERO」のようだが。
僕らは迷わず・・・。
めがね
物語は、南の島へふらっと旅にやってきた女(小林聡美)を通して、その島の民宿に集まる人たちとの交流。
そして、「たそがれる」ことを実感していく日々を丹念に描いている。
この「たそがれる」がいったいなんであるのかは・・・映画においてはわからないけれど。
これはすごい魅力的なことらしい。
常に仕事や家庭や自分をすり減らしながら生きている現代人。
南の島の青い海。
一日波を見ながら暮らすのもいいのかも。
旅につきものの観光する場所もない島。
民宿「ハマダ」に集う人たちは、ただそこでたそがれるのだ。
登場人物たちがこれまたいい味を出している。
もちろん脚本は計算されたものなのだろうが。
驚くべきは、そこに用意されている小道具のようなもの。
そのひとつひとつが愛着を持って画面を埋めている。
空港の建物。
空港を出て「ハマダ」へは、左に曲がる。
「ハマダ」の小さな看板。
氷しか売らない売店の建物。
赤い毛糸。
浜辺で毎日行われる「メルシー体操」
自転車。
犬の「コージ」。
数えたらきりがない。
あと、「ハマダ」で出される料理もなかなか。
「かもめ食堂」のおにぎり同様、シンプルだけれどうまそうだ。
そして、全員がかけているのが「めがね」。
現代人の象徴かもしれない。
そのひとつひとつが丁寧に描かれていて。
どれもが物語をしっかり下支えしているのだ。
特に僕が好きなのは・・・・。
もたいまさこが運転する自転車。
小林聡美を乗せてサトウキビの道を疾走(?)する場面。
「E・T」みたいに空は飛ばないが。
勝るとも劣らない素敵な画面だった。
実際、ストーリー上。
この主な登場人物は全員島の出身者ではない。
全員、仕事も不明だし。
どんな暮らしをしているのかも語られない。
しかし、ある時期。
集って。
一緒にたそがれて。
そして。
雨の季節になると・・・。
去っていくのだ。
また次の年。
春に集うまで。
ゆったりと時間を使う。
こんな時間があっていい。
スロー・ライフの極み。
実際にこういう生き方はできないかもしれない。
けれど。
「たそがれる」だけの余裕があっていいんだろう。
充分に笑えて。
ほんわかとなって。
ゆっくりゆっくり。
映画館をあとにした。
「かもめ食堂」に引き続き同様な世界をひきずっているため、少々弱い部分もあるが。
これはこれで別のものとみれば。
けっこういい出来の映画だ。
そう。
出番がわずかながら。
めがねの友人「薬師丸ひろ子」のマリンパレスは存在感抜群。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「めがね」は絶対見ようとおもっています。「かもめ・・」の女優陣の見事なやりとり!また期待していいようですね。
餡子
2007/09/25 09:31
いいですよ。
理屈抜きにゆったり楽しんでくださいね。
「かもめ食堂」から見ると少し現実ばなれしてますけどね。
期待大にして!
宙虫
2007/09/25 18:46

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