おじさん(Age.61)日記By宙虫

アクセスカウンタ

zoom RSS おじさんシネマ(ボルベール<帰郷>)・・・夏休み番外編@

<<   作成日時 : 2007/09/14 21:02   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 2

東京へ発つ日。
先週の金曜日7日の午前中の便が欠航になってしまって。
夕方の便までには時間があったので。
熊本の映画館でそれまでの時間をつぶすことに。
というより、絶対見逃したくない一遍だったこの映画。
ボルベール<帰郷>
スペインのペドロ・アルモドバル監督の作品だ。
これまで、「オール・アバウト・マイ・マザー」や「トーク・トゥー・ハー」などでその独特の画像を見せてくれた監督だ。
どれも、その独特の表現にどきりとする映画だった。
その「女性賛歌三部作」の最終章として、この映画が登場した。
女の見せる顔。
女であり。
母であり。
娘であるということ。
そこに視点をしっかりとおいて、サスペンスタッチでありながら、ちょっと重いコメディの要素ももって。
最後には深い感動をもたらす映画だ。
これは、女性だけではなく、男でもある種「女」を理解できそうな。
きっと男性客も僕と同じように胸を熱くしたにちがいない。
その色彩にまず驚く。
スペインという情熱の国。
独特の原色に近い色ながら。
いつしか、その色に登場人物たちの感情が色になって画面からあふれてくるのだ。
そして、音楽。
そのひとつひとつが重厚にできていて。
タンゴの曲が胸に迫る。
ストーリーに殺人事件が登場して。
その死体を閉店したレストランの冷凍庫に入れる。
が、その冷凍庫の処分を考えているとき、その店主とまちがわれ。
映画のロケ隊の食事を引き受けることになってしまう主人公。
そのあたりは、ヒチコックばりの設定になっていて。
面白い。
また、主人公の田舎はあのラ・マンチャ。
ひどい風の町。
冒頭に墓掃除のシーンが出てくる。
強風に四苦八苦しながら、墓を掃除する人たち。
「死」という一文字がこの映画の重要なキー・ワードになっている。
そして、故郷であるラ・マンチャとマドリードの境として登場するのが、風力発電機の無数のプロペラ。
殺伐とした故郷。
しかし、最後にはそこに熱くなるほどの秘密がある。
そして、女たちはまたその秘密を受け止めて。
それぞれの道をつかむのだ。
本来なら、「犯罪だぞ」と思える事柄も、この映画は、それをも含んで・・・・。
詳しいことなど書けない。
とにかくすばらしい。
三部作ともに・・・・・。
胸にしみる。
登場する女たちみんなそして舞台までも含めて納得のすばらしさだ。

人気blogランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ボルベール <帰郷>
ライムンダ(ペネロペ・クルス)は、夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コボ)とバルセロナで暮らしている。 ある日パウラは、失業中の父親に「本当の親ではない」とレイプされそうになり、父を刺し殺してしまう。 空き家と& ...続きを見る
心のままに映画の風景
2007/09/15 11:19
「ボルベール・帰郷」彼女のレストランへ行けば陽気な笑顔がある
「ボルベール・帰郷」★★★★ ペネロペ・クルス主演 ペドロ・アルモドバル主演、スペイン、2006年 ...続きを見る
soramove
2007/09/20 08:03
ボルベール
2006年/スペイン 監督/ペドロ・アルモドバル <TOHOシネマズ二条にて鑑賞> ...続きを見る
シネ・ガラリーナ
2007/09/20 23:00
ボルベール :映画
今回紹介する映画は、カンヌ映画祭で最優秀脚本賞・最優秀女優賞を受賞したペネロペ・クルス主演の「ボルベール」です。 ボルベールのストーリー15歳の娘と失業中の夫とマドリッドで暮らすライムンダ(ペネロペ・クルス)は、スペインの太陽のように情熱的な女性。ある日彼女に二つの死が降りかかる。娘のパウラが義父を台所で刺し殺してしまったのだ。娘を守るため夫の死体をなんとかしようとする彼女に、今度は最愛の叔母が亡くなったという知らせが届く。一方でライムンダは、故郷ラ・マンチャで数年前に火事で焼死したはずの... ...続きを見る
ジフルは映画音楽札幌グルメ紹介
2007/12/24 00:17

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは〜TBありがとうございました。

私もこの作品、今年観た中でもかなり上位にきています♪
男性はどんな感想を持たれるのか、
実は興味がありました(笑)
でも、殆ど同じようですね(^^)/

ここに登場する男達は酷いもんです…
首悪の根源は男!と思わずにはいられない(苦笑)
「犯罪」は間違いではないのだけれど、胸にこみ上げてくるの感情は熱いものでした。

また、宜しくお願いします。
オリーブリー
2007/09/15 11:31
コメントありがとうございます。
オリーブリーさん、まあ、そんな男に対しても「女」の部分は許している部分があるんですよね。この映画。
そのへんの心情の描き方が絶妙です。
宙虫
2007/09/16 10:28

コメントする help

ニックネーム
本 文
おじさんシネマ(ボルベール<帰郷>)・・・夏休み番外編@ おじさん(Age.61)日記By宙虫/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる